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富山の田舎の方に行くと、いろんな蔵がたくさんあります。
この地域は左官でも有名な土地柄。いろんな模様がすごく凝っています。

よく、お寺の虹梁(コウリョウ)=(装飾梁)に彫ってある若草模様も鏝で塗っているもの。
ちなみに、蔵の上に『水』の文字があるのは、火事になっても大丈夫という意味らしいです。

一番右側の写真に板が張ってあるのですが、そこに千鳥に木が出ているのですが、『なんだろう』と疑問に思っていたところ、板張りは組子になっていて、その木をはずすと張ってある板がすべて外れる仕組みになっているとの事です。

土で出来た蔵を、木の板で保護して、板が傷むと、すぐに張りかえれるようになっているんですね。
蔵は土蔵なので、木を打ちつける下地がないため木を組んでいます。

いろんな昔の人の知恵と願いが入っているのだな~と感心。
ちなみに、屋根と建物の間に空間があるのは、火事になっても木造の屋根だけ焼けて、蔵は残るという仕組みのようです。

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