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我谷盆

我谷盆
我谷(わがた)とは、石川県山中町の南西に位置し、昭和40年、我谷ダムの建設により水没した町の名前です。
その土地で作られる盆には共通して特徴的な鑿(のみ)跡があり、「我谷盆」と呼ばれました。
人間国宝 黒田辰秋氏は我谷盆を以下のように紹介しています。
「健康な庶民生活の裡(うら)の伝統の叡智の深さを教えられ、あらゆる優れた民芸品がそうであるように、天衣無縫の作品たちである」(抜粋)

その途切れていた伝統を受け継いだのが、京都出身の森田信一さん。我谷盆を復元し、継承し、いろんなお弟子さんに広めているということでした。

実はその我谷盆を探しに行ってまいりました。
ネットで検索するも、ほとんど売っているところがわからず。
雲を掴むような状況の中、たまたまお昼に入ったお蕎麦屋さんで、我谷盆を作られる師匠が、よく食べに来るという奇跡的な情報を掴み、
おかみさんに連絡をとって頂き、師匠はご不在でしたが、お弟子さんをご紹介頂き、工房に潜入。
なんとか、我谷盆を購入するにいたりました。
本当に人との出会いは一期一会、出会いに感謝です。
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