ヒュケリ
ヒュケリは住宅地に建つ、白い箱のような住宅。
敷地は南側と西側に住宅地、東側に用水と小高い道路、北側にも道路があった。敷地形状が不整形だが広い敷地。
当初、施主は豆腐のような真っ白い建物を希望された。敷地は小高い道路や住宅地ということもあり、
外部に閉じて内部で開くコートハウスを考えた。
外部からは白い箱にしか見えない建物は、南側と北側に中庭があり、外部には閉じているが、プライバシーを
保ちながら、沢山の光や木漏れ日が降り注ぐ。
『HYGGELIG (ヒュケリ)』という名前は施主夫妻がつけられたお家のお名前。
北欧の言葉で、『心地よい』という意味。
『親しい人と楽しい時間を過ごすこと』、『大事なモノと長く付き合うこと』、『人とのふれあいから生まれる温かで心地よい雰囲気』などの意味もある。この白いコートハウスは施主夫妻にとってはヒュケリなのだ。