マドノイエ (Barber&housing)
マドノイエは以前から線路の横に建つ床屋を営む店舗併用住宅。
もともとあった建物は、暗く2階の住居スペースもほとんど使っておらず、住宅の入口とお店の入口が同じ、
しかも建物の入口部分が大きくえぐれているような建物形状。構造的にも弱い形となっていた。
さらに横に併設していた車庫もまったく使っていなかった。
そこで、建物の形状を単純な形とすることで、構造的に強くし、暗かった店舗や、あまり使われていなかった住宅部分はいろんな大きさの窓をちりばめることにより明るさを確保した。この窓はランダムに設置してあるように見せてランダムではない。風を通す窓、光を取り入れる窓、景色を取り込む窓、一つ一つの窓に大きな意味があり、窓の大きさ、配置などで綿密に決定している。2階住居部分の大きな窓からは立山が一望できる。