マトリョーシカノイエ (Nail salon&housing)
1階が店舗と親住宅、2階が子世帯へとリノベーションした。街中だった為、近隣の建物が高く境界までの距離も短い、その為採光を確保できない。そこで、RC造の床を全ての階で一部撤去し、中庭をつくり、下階まで光が降り注ぐように考えた。RC造の床を撤去することにより、建物の荷重が減り建物の構造上にもメリットがあった。
RC造のよさは、木造と違い柱のない大空間を確保できる。そのメリットをいかし、大空間の中にいくつもの箱(部屋)をつくりマトリョーシカのような入子住宅とした。入子をいくつもつくることにより、内部の中の外部的空間がうまれ、小さな村のような感覚がえられた。