ツヅクイエ
ツヅクイエは、既存の母屋を解体し、その敷地に新たに親世帯の住まいを増築し、小世帯に代替わりしても、ツヅケテ住んでいけるように提案したお家です。 施主は、既存の建物の色に合わせ、ワンルームで、庭があり、風通しの良いお家を望まれた。 敷地は、通行料の多い北側道路に面し、東側、南側とも隣家がある敷地。 そこで、明るい南側外部に庭園スペースをとり、庭で畑仕事や樹木、趣味の屋外活動をする場所として計画した。 北側は駐車場があまりなかったため、大きな駐車スペースとして計画し、建物の屋根は緩勾配とし、一枚の大きな屋根の下で、外部での作業も休みながら行えるようなスペースを計画した。 また、内部の北側と南側に、大きな窓を設ける事により、外のような心地良さを確保し、障子で仕切れるように考えた。 また、外壁材と同じ材料で通気窓を設け、夏は北側の涼しい風が南側に抜け、風が家の中を通過してくれるように計画した。 LDKの横には土間を設け、外部にも内部にもなる空間をつくり、どちらの作業も出来るあいまいな空間とし、友人や家族が集える場所として計画している。
